- ここに
注目! - 3本ロール機の不可能
4本ロール機で可能に
端曲げから円筒成形までをワンパスで
金属板をロール軸で挟み込みながらロール軸を回転させワークを送ることで、R形状に成形するロールベンダー。ベンディングロールとも呼ばれ、板金を行う現場ではお馴染みの機械です。国内でも多くのメーカーが製造を行っていますが、なかでもよく見かけるのはロールが3本の「3本ロールベンダー」。しかしこれにはいわゆる端曲げ(板の両端のR曲げ)ができないという弱点があり、これを補うために端曲げ加工をブレーキプレスなどで行う必要がありました。
今回ここで紹介するのは、3本ロールの短所を補ったピンチ型4本ロール機「BS-B」の動画です。4本の軸をもつロールベンダーで、わざわざブレーキプレスで端曲げ加工せずとも、端曲げから円筒形状への成形までをワークをピンチしたまま1工程で完結させることができます。そしてアイセル株式会社はこの分野でいちはやく4本ロール機である「BS-B」を開発した草分け的存在。3本ロールの「不可能」を、4本ロールで可能にしてきました。
ワークの幅によっては、加工時に中間部分だけが端と比べて丸く膨らむいわゆる「太鼓状」のワークになってしまいます。それに対しアイセルのベンディングロール機は下軸を主軸の逃げに追従して押し上げ、この不良を防止。こうして文章で説明するとわかりづらいかもしれませんが、動画では実際の加工映像とシンプルなイメージ図を使って視覚的に解説してくれますのでご安心ください。
他にもワークの取り外しをカンタンにするクイック機構など、独自の機能をそなえるBS-B。自社のロールベンディング工程に課題を感じている方、答えはこの動画の中にあるかもしれません。