インタビュー
シビックプライド上げる物流施設
- 投稿日時
- 2021/12/10 13:57
- 更新日時
- 2024/08/19 13:17
㈱サムライ クリエイティブディレクター 佐藤 可士和 さん
物流の次をつくってほしい―。
3年ほど前にそう依頼された佐藤可士和さんがグランドコンセプトからネーミング、空間のデザインを手がけた多機能型物流施設「GLP ALFALINK相模原」(神奈川県相模原市)が11月11日にオープンした。総延床面積約67万平方㍍を誇り、複数の物流棟だけでなく一部一般客に開放されたコンビニ・カフェテリア・託児所・会議室やテニス・フットサルなどができるマルチコートも備える。
佐藤さんが物流施設を手がけるのは初めてだったが、「eコマースなどがどんどん発展していく上で、やはり物流というものがいろんな意味で重要度を増している。だから僕としてはある意味時代の最先端の仕事が来たと思って取り組ませていただきました」。
会議室デザインや家具選定なども担当した佐藤さんが心がけたのは寛げるスペースだ。
「ふらりと散歩に来てもいるだけで気持ちいいようにデザインしたつもりです。デッキスペースも芝生のスペースも椅子をおけば寛げる場所はたくさんあるし、パブリックスペースやマルチコートを利用することもできます」
相模原市はシビックプライド条例を設け、まちへの誇り・愛着・共感を高めようとしている。「僕としてはGLP ALFALINKが相模原のシビックプライドを上げるひとつのきっかけになれば嬉しい。市民の皆さんから愛される場所になることが、働いている方々のプライドにもなる。そうなればすべてよしかな」。
(11月11日、日本GLPが開いた街びらきイベントで)