連載
ファザーマシン2/Chapter63
- 投稿日時
- 2026/01/09 14:50
- 更新日時
- 2026/01/09 14:53
オフロード車モタード計画 【後編】
みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。
今回は、「KTM125EXCモタード化 後編」をお送りします!
フロントを必死の思いで完成させ、次はいよいよリアをモタード化していきます。フロントと同じくブレーキディスクはもちろんのこと、リアではさらにスプロケットの位置やチェーンラインなども考慮する必要があり、難易度は一気に上がります。

こちらが完成した車両です。詳細はYouTubeで
まずはホイールをスイングアームの中に収めるため、カラーやハブを削っていくところからスタート。ハブにはスタッドボルトが取り付けられているので、まずはそれを外すところからなんですが…これがまたねじロックでガチガチに固定されていて、ケロさんのスタッドボルトリムーバーを使ってもなかなか外れない!
どうやら本来は炙って外すのが正解らしいんですが、当時の私はそんな知識もなく、ひたすら格闘…結局かなり時間と体力を削られました。
この頃は「早くKTMに乗りたい!」という思いが強すぎて、作業が焦り気味。全体的に雑になっていたのは今思えば反省点です。
スイングアームとの干渉を考慮してハブは16ミリほど削りたいところでしたが、そんなに削りしろもなかったため、とりあえず10ミリで様子を見ます。測定ミスなのか運なのか…結果的にピッタリ収まったのでラッキーでした。笑
続いてアクスルシャフトの製作に入ります。KTMのアクスルシャフトは、Ninjaのホイールベアリング径にまったく合わないため、ここはNinjaのアクスルシャフトを流用。ただしそのままでは全長が長すぎるため、コンターで切断して新たにねじを切っていきます。
とはいえ、M16の切り上げを卓上旋盤でやるのは気が進まない。というわけでダイスを用意しました。それ用のアダプターも製作し、卓上旋盤で加工しようとしましたが…モータートルク不足で回らず、結局手で切る羽目に。
■カスタムは苦難の連続
次はチェーンアジャスターの製作。こちらはケロさんのCNCフライス盤でアルミから削り出しました。設計はシンプルで作りやすく、アルマイト処理まで行って見た目はバッチリ!
と思ったのも束の間。全てを適正トルクで組み付け直すと、タイヤが回らないという致命的な問題が。調べてみると、キャリパーサポートとホイールが干渉していました。結局、座面を少し削り、ハブ側もそれに合わせて同じ量を削り、なんとか対処。
しかしまだあります! スタッドボルトが長すぎてスイングアームに干渉することも判明。仮組では短いボルトを使っていたため、今まで気づきませんでした。慌てて旋盤で切断したものの、今度は短くしすぎてナットがしっかりかからず再注文→再加工。
一応、完成こそしましたが、最初から最後までなかなか酷い仕上がりでした。
当時はこの企画が終わらないとユーチューバーとして次に行けない、という謎のプレッシャーもあり、焦りと疲れが重なっていました。
せっかく手間とお金をかけてカスタムしてるのに、仕上がりはイマイチ…動画の再生数もイマイチ…という残念な結果に。
ただ、それでもやったことのない作業に挑戦したことで学びも多く、ケロさんや視聴者の方々からアドバイスや応援をいただき、とても励みになりました。
現在、次なるバイクカスタム企画も検討中です。今度こそ、丁寧に、そして納得のいく仕上がりを目指して挑みたいと思います!
次回もお楽しみに!
(日本物流新聞2026年1月10日号掲載)
工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は13.6万人(2026年1月10日現在)