連載
ファザーマシン2/Chapter52
- 投稿日時
- 2025/07/25 10:05
- 更新日時
- 2025/07/25 10:08
動画の再生数が伸びないワケとは?
みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。
今回は、「YouTubeでの失敗編」をお送りします。

これが不人気動画のサムネです(笑)
YouTube活動をしていて一番困ること、それは「動画が再生されないこと」です。
これはやればやるほど痛感します。特に、「これは伸びる!」と思った自信作がまったく伸びなかった時のショックたるや…。
逆に「まあ、そんなに再生されないだろうな」と思って出した動画がバズったりもします。とくに私の動画は、ケロさんのように製作物のクオリティが高いわけではないたため、視聴回数も伸び悩むことが多々ありました。
実際、あまりに酷かった動画はすでに非公開にしていますし、今でもチャンネル内に残っている動画の中に「これはちょっと…」というものがあります。
その中でもとりわけ印象深いのが【ランニングマシンからベルトサンダーを作る方法】という動画です。言い訳ですが、コンセプト自体は悪くありません。
海外のユーチューバーがやっているような、「身近なAという道具から、Bという工具を作る」というシンプルで面白い企画。私も「そこそこ回るだろう」と鷹をくくっていました。
ところが、いざ公開してみると……スベリ散らかしました(泣)。コメントはそこそこ付いていましたが、全く伸びない! 2025年現時点で1万再生。
■動画はサムネが重要
その原因は、主に二つあります。
一つは、製作物のクオリティ。ネタに走りすぎたのと、ありものでなんとかしようとしすぎた結果、市販品のベルトサンダーと比べて明らかに使いづらくて、ダサい仕上がりになってしまいました。ベルトを交換するたびに全部バラさないといけない仕様なんて、誰が使いたいと思うでしょうか…。
もう一つは、サムネイルです。
YouTubeではサムネがすごく重要で、一目で内容が伝わる必要があるのに、少し分かりにくいサムネになっていました。仮に改善するとしたら──左側に人が乗った状態のランニングマシン、右側にハイクオリティな完成品を並べて、「このマシンがこうなる!」という変化をもっとわかりやすく伝えるべきでした。現状のサムネイルでは何が何か伝わりません。
それができていれば、10万再生……いったかもしれません。たぶん。
ちなみに製作自体はすごく楽しかったです。実際のランニングマシンの構造を知れたり、「あるものでどう作るか」という学びも多くありました。ただ、“あえて動画にしてまで作るなら、「欲しい!」「すごい!」と視聴者に思わせること”が最低条件。
市販品と同等、もしくはそれ以上の魅力がないなら作る意味はありません。まだこのときは気づいていませんでしたが、「ちょっと考えて作る」ではダメ。
「ちゃんと考えて魅せるものを作る」必要があります。
名前やビジュアルで勝負しているわけではないので、工業系ユーチューバーとしてふさわしい内容の動画をアップロードすることが重要です。せっかく時間をかけて作った動画ですから、できるだけ多くの人に見てもらいたいと思っています。
ただ、納期に追われたり、つい「めんどくさい」という気持ちが出てしまうと、製作物のクオリティが下がってしまいます。かと言って完璧を求めてしまうとモチベーションが保てなかったり、製作意欲そのものを失ってしまいます。
良くも悪くもYouTubeって数字で全部でちゃうのでその辺りが地味に難しいんです。次回もお楽しみに!
(日本物流新聞2025年7月25日号掲載)

工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は13.3万人(2025年7月25日現在)