連載
ファザーマシン2/Chapter35
- 投稿日時
- 2024/11/12 13:42
- 更新日時
- 2024/11/12 13:48
ユーチューバー育成キャンプに参加!
みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。
今回は、「YouTube NextUp編その2」をお送りします!
2019年9月13日金曜日、少し早めに仕事を切り上げた私たちは、新幹線で東京へと向かいました。目的はYouTube NextUpのクリエイターキャンプへの参加というより、まずは前夜祭のプレパーティー参加のためです。
東京の街は金曜夜のピークでごった返し、これでもかというほど人だらけ。人混みをかき分けてタクシーに乗り込み、夜景に浮かぶ東京タワーを横目に、向かった先は六本木ヒルズ。
六本木に降り立つのも初めてですが、そもそも東京自体、以前のJIMTOF以来で人生2回目。案内には「森タワー29階」と書かれていましたが、その巨大なビルを目の前にすると「一般人が入っていい場所なのか?」と不安になるほど。
エントランスで受付を済ませ、入館証をもらい、高速エレベーターで29階へ。そこは「YouTube Space Tokyo」。YouTubeクリエイター向けの専用スタジオや最新の機材、編集設備が整っている施設で、登録者数が一定以上のユーチューバーが無料で利用できる、いわばクリエイターの聖地です。ちなみにこちらは2021年に閉鎖されています。
中に入ると、YouTubeの再生ボタンを象った巨大なオブジェや、ガラス越しに見える東京の夜景が迎えてくれました。貸しスタジオには本格的なシネマカメラがずらりと並び、内装もゴージャス。
さらに、周りにはグーグルの社員さんたちがキラキラした雰囲気で、脇には全員Macbook。日本語で会話していたかと思うと、次の瞬間には外国の方と流暢な英語で談笑していて、異国に迷い込んだ気分でした。人見知りの私は、顔が完全に引きつっていたことでしょう。
■至れり尽くせりの体験
他に選ばれたユーチューバーたちも続々と集まりましたが、オンラインで一度顔を合わせただけの間柄なので、挨拶程度。せっかくの交流の場でしたが、結局ほとんどケロさんと話していました。
そして「明日からのキャンプがんばろう!」という乾杯の音頭で前夜祭がスタート。食べたり飲んだりした後は、ホテルへ戻り一息。ちなみに、このホテル代も新幹線代もすべてグーグルさんが支払い済みという至れり尽くせりの対応でした。
翌朝、緊張とワクワクを抱きつつ、再びYouTube Space Tokyoへ。まずはキャンプ全体のスケジュールや各自の目標を確認し、ワークショップに突入。1限目はカメラの基礎、絞りやシャッタースピード、ホワイトバランスについて。基本的な知識はあるものの、非常に本格的な内容で驚きました。
昼休憩には美味しいお弁当が支給され、飲み物やナッツ、お菓子類も食べ放題。午後は音響ワークショップからスタート。映像に適したマイクの選び方や立体音響の活用なども実践し、続く照明ワークショップでは照明の角度や色温度の調整方法を学びました。
その後は夕食にピッツァを振る舞われ、さらに有名ユーチューバーによる特別セッション。約12時間にわたるみっちり授業で完全にヘトヘトになり、ホテルに帰りお風呂に入って爆睡。大変ですが、すごく充実した1日目でした。東京すごい! グーグルすごい! 今回はここまで。次回もお楽しみに!
(日本物流新聞11月10日号掲載)
工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は12.7万人(2024年11月12日現在)