連載
ファザーマシン2/Chapter34
- 投稿日時
- 2024/10/25 15:43
- 更新日時
- 2024/10/25 15:50
著名ユーチューバーを生んだプログラムに参加
みなさん、こんにちは。工業系YouTubeチャンネル、なんとか重工のとんこつです。
今回は、「YouTube Next Up編」をお送りします! それは、大バズリしたチュッパチャプス動画に喜んでいた矢先のことでした。
YouTubeから一通のメールが届き、内容を確認すると「クリエイターとしてのスキルアップを図ってみませんか。ぜひ YouTube Next Up東京2019にご応募ください」というもの。
YouTube Next Upとは、元々米国で始まった次世代のYouTubeスターを育成するプログラムで、選ばれると制作支援や技術的なサポートを受けられるというものです。具体的にはワークショップを通じて撮影・編集技術を学び、クリエイターとしての成長を目指すものです。
日本では2012年からスタートし、応募条件は、日本で活動している登録者数1万人から10万人のユーチューバー。歴代の当選者には瀬戸弘司さんやカズチャンネルのカズさん、あさぎーにょさんといった、今や超有名クリエイターたちが名を連ねていました。
数万件の応募の中から選ばれるのは10チャンネル程度で、東京で5日間に渡って開催されるクリエイターキャンプに参加する必要があるのですが、当時まだサラリーマンだった私たちは少し躊躇しました。
しかし、開催が2週にわたり週末の土日+月曜日に行われるとのことで、「ダメもとで応募してみよう」と決断しました。応募フォームにはチャンネル名をはじめ、チュッパチャプスの動画や、製造業を盛り上げたいという想いを書きました。
当選すると20万円がもらえるというのも、正直かなり魅力的でした(笑)。
■なん重、最終選考に残る!
それから約2週間後、今度はYouTubeではなく、Googleの社員さんからメールが届きました。
「本メールはYouTube Next Upの最終選考に残られた方々にお送りしております」とのこと。驚きつつ、追加の手続きとバックグラウンドチェック、Webで軽い面接を行いました。
そして8月16日、私のスマホに一通の電話が、Googleの社員さんからでした。「当選おめでとうございます!」なんと「なんとか重工」が当選したのです!
社員さんから「まだ家族にも内緒にしておいてくださいね」と言われたものの、数日間家を空ける必要があったので、すぐに妻に連絡したのはここだけの話。
最終的に当選したのは12チャンネルで、料理、生活、アパレル、DIYなどジャンルもさまざまでした。12チャンネルは3つのチームに分かれ、それぞれテレビや音楽シーンでも活躍する映像のプロの先生から指導を受けます。
東京に行く前には、卒業制作の企画を考えたり、20万円以内で購入したい機材を選定したりと、いろいろな準備が必要でした。
特に卒業制作については、機械がないのに東京のスタジオで一体何を撮影すればいいのか途方に暮れ、さらに絵コンテの提出を求められ、普段雰囲気で撮影していた私たちには苦労の連続でした。
賞金で購入した機材は、OSMO Pocketという小型カメラや電動スライダー、三脚、マイクなど、先生にアドバイスを貰いながら今後の映像製作に役立つモノを選定。そしていよいよ、東京での合宿が始まります。今回はここまで続きは次回お楽しみに~!
(日本物流新聞2024年10月25日号掲載)
工業系YouTuber【なんとか重工】とんこつ
工業系YouTubeチャンネル【なんとか重工】を、相方のケロと2人で運営。旋盤やフライス、マシニングに溶接機、3Dプリンターなどを活用して自分たちが作りたいモノを作るチャンネル。登録者数は12.6万人(2024年10月25日現在)